「コーヒーであってコーヒーでないCOFFEE」
コーヒー好きな方なら聞いたことがある「ゲイシャ」
今回はパナマ・ボケテ地区オルケタにあるルイス氏のラ・ベルリナ農園ゲイシャナチュラルをご紹介
このルイス氏、そうです2016年に販売ルイス氏です!
今回は農園名での販売なので名前は違いますが同じ生産者です
<ゲイシャ種とは>
エチオピアのゲイシャ村が起源とされるアラビカ種の一種。村の名前が品種の名前になっており、日本の芸者とは全く関係がない。2004年ベスト・オブ・パナマで破格の値段を付け、衝撃のデビュー以降、最も高値で取引される品種
【TASTE】
コーヒーとは思えない香水やブランデーような香りです
とにかく香りだけで満足できるほどの複雑なアロマ
温かいうちはカルバドスやブランデー、オレンジ、冷めてくるとカカオのキャラクターがでてきます
質感はどこまでも伸びる透明感、そして余韻の長い後味です
【INFORMATION】
現在4世代目となるルイス氏は、コーヒー生産に従事する多くの生産者が、先代・先々代からバトンを受け取り、約100年の歴史の中で多くの自然災害や経済危機を乗り越え、地域社会を維持・成長させてきました。
そうした中で、コミュニティやコーヒーに従事する多くの人々が、次世代へどのようにコーヒー文化を繋いでいくか。そして1人1人の生活を守り、繋がっていく事ができるか。ルイス氏はこうしたコーヒー生産においてとても根本的で、永続的な課題に挑戦する生産者の1人です。
【MICRO LOT】
パナマにおけるゲイシャ種の発見は2004年に遡ります。翌年、エスメラルダ農園のプライス・ピーターソン氏から生産技術を頼りにプリニオ・ルイス氏の手にゲイシャの種が渡りました。早速、実験的にゲイシャの栽培を開始しますが、デリケートすぎるこの品種の生産は一筋縄にはいかず、本格的なプランテーションができる準備が整ったのは2008年。そして、2010年にようやく5ポンド(2kg強)のゲイシャを収穫する事ができました。
初収穫のゲイシャは想像を超える素晴らしいカップで、4年間の苦労が喜びに変わった瞬間となったそうです。現在は、4つのゲイシャ区画を持ち、今回のNaranjalとともにベルリナのゲイシャは世界中のバイヤーが注目するまでに成長しました。
ゲイシャの持つ素晴らしい風味は、コーヒー生産を次世代へとつなぐ、大きな希望となり、コーヒー生産を持続する上でとても大きな役割を担っています。
他に代替えがない唯一無二のコーヒーを是非お楽しみください