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ラテアートのジレンマ

今日はラテアートの話。

このブログを呼んでくださっているみなさんもラテアートには興味があるのではないでしょうか?

RIO COFFEEではラテアートを施して提供していますが、シンプルなハートやリーフは大半です。

ただ今日はそのアートの内容の話ではなく、個人的に思うラテアートに潜むジレンマの話をしたいと思います

こう書くと「ラテアート批判じゃね?」と思われるかもしれませんが、そうではないですからねー、と前置きしておきます

最近複数のバリスタさんに、カフェラテを提供いただく機会がありました。そこで感じたことなのですが、みなさんラテアートはお上手なのに、なぜだか美味さに欠けるのです。その後私が作ったカフェラテと飲み比べていただい他のですが、私の方が美味しいと同じ意見でした。なぜこのようなことが起こるのでしょうか?これが今回のタイトルにある「ジレンマ」です

まずジレンマとはどういう意味でしょうか

  • ある問題に対して2つの選択肢が存在し、そのどちらを選んでも何らかの不利益があり、態度を決めかねる状態。wikipedia


ジレンマとは、どっちもどっちってことですね。

では私の考えるラテアートに対する、ジレンマは、「ビジュアル」「おいしさ」です

この二つの要素はある一定レベル、具体的にはバリスタの初心者レベル、いわゆる三流レベルであれば「ビジュアル」と「おいしさ」は比例します。なので、この段階ではとにかく練習すべきで、すればするほど確実に向上します!だから楽しいですし、上達するのです。

さて、その後練習を重ねて一定レベル以上に上達しお店でお客様に提供できるレベル以上になると、どうなるでしょうか。ここから以下のようなジレンマが起こると思っています。

 

  • ラテアートが綺麗にできるようになると、おいしさが損なわれる。
  • おいしさを優先しようとするとラテアートが描きにくくなる。

 

このような状態では一流とは言えませんね、ジレンマを解決できてこそ一流なのです。さてラテアートが上手になるには、スチーミング、フォーミングが大切なのはご存知かと思います。では綺麗で滑らかなフォームを作るためにはどのような作り方になるでしょうか?これはぜひ考えてみてください。

  1. 攪拌を縦に回す
  2. スチームのパワーを最大にする
  3. 攪拌時間を短くする、あるいは長くする
  4. 素早く空気を取り込む

いろんな意見が聞こえてきそうです。どれも正解ですよね

共通項はとにかく「ミルクを強く対流させる」ことだとと思います。

このミルクを強く対流させること、実はこれが私の考える「ジレンマ」なのです

ミルクを対流させることが大事って習ったのに、対流させてはダメなのかというとそうではありません。大切なのは強さ弱さではなく「コントロール」です

一流は全てが偶然ではなく、コントロールしています。これはミルクの対流も同様で、対流や注ぎ方をコントロールすることで「おいしさを最大化」させているのです。

もし、みなさんが次のステージを目指そうとしているならこの「ジレンマ」を理解した上で「コントロール」してみてください。結果として、スチーミングの方法はもちろん、ミルクの状態や注ぎ方、ラテアートまで全てが変わるはずです。

私はラテアーティストではありません
でも「おいしさ」を担保したラテアートなら自身があります。おいしさゆえのシンプルなハートやリーフなのです。

何を、どのようにコントロールすると「おいしさが変わるのか?」「美味しく感じるのか?」

これはまたの機会にお伝えしたいと思います

バリスタのあなたならきっとできるはずです

 期待しています!

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バリスタトレーニング /コーチング
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